NEWYORKER
とある日の仕事終わり。
ジムへ向かおうと、ワンデーコンタクトレンズに換え電車に乗る。
車内で荷物を何気なくまさぐると、シャワー後用のタオルと着替えの下着を忘れたことに気づく。
ノーパンで運動するアイデアが浮かぶも、そこは女性だっている環境、短パンのすき間からうっかり露出してしまっては取り返しがつかない。ダメ。ゼッタイ。
虫歯にしても露出にしても予防が大事、ということで、やむなくジム行きは中止となった。
さてそうすると、いつもの運動後の一人もつ焼き屋飲みのありがたみが半減してしまう。
何もしないまま飲みにだけ行くのは、いくらなんでも我痛風心配的体脂肪的罪悪感多也。
なんかこう、パーッとひと汗かけないものだろうかと思ってたところでひらめいたのが、ココ。
小伝馬町に最近出来た公衆浴場!
おい十思湯よ、両国の江戸遊を本拠地とするリアルオフロスキーこと、この俺をしっかり楽しませることが出来るのかい?え?
サウナと水風呂ありますっつったって、まあ、ぬるくてしゃーない所も多いからね。冷静と情熱のあいだ、みたいな温度の。そんな中途半端をあたしゃねぇ、許さないよ〜っ!ということで入館。
まずは受付で、えーっと、なになに『レンタルタオルあります。』だって?そうそう、そもそもタオル忘れたきっかけで来ちゃってるわけだからね。もちろん貸していただきます。
それと、ついでに歯ブラシも買いますわ。シャワーでオエオエ言いながらおもいっきり口ゆすぐのがたまらなく好きなもんで。
そして脱衣所へ向かい一気に服を脱ぐ。
最後にロッカーの鍵をしめようとしたところで、それが100円入れるタイプのやつであることに気づき財布を開くも、ちょうどコインがない。。。
ふと『両替は受付まで』と書かれた貼紙に目が行くが、このままの姿で受付に行ってはただの変態だ。ありのままの姿を見せるのは少なくともここではないだろレリゴー。
ま、正直言うと少し迷いはしたものの結局、脱ぎたての服をきちんと着なおして両替に向かった俺は変態ではなかったということでよろしいでしょうか。
というわけで今度は無事にロッカーも閉め、いざ浴場へ。
湯を楽しむ前にまずは頭の先からつま先までひと通り全部洗う。これは礼儀だと思ってる。今日は歯も磨いて俺超キレイだし。
ピカピカになったところで、さあ入ってみましょうかね。
どれどれ、とりあえず水風呂の温度は、、、って、
ツメテッ!!(◎_◎;)
ちょっとコレ!ガチのヤツじゃん!!と、俺の銭湯ピタゴラスイッチは一気にON。
ということはサウナもイケてるのでは?そのドアを開けて中へ一歩、二歩、、
アチッ!!(◎_◎;)
う〜む、スイッチONされた上から高橋名人に16連射をくらったような満足感だ。。。
サウナ内で一緒になった人が半身になってこちらをチラチラ見ていたのが若干気持ち悪かったですが、室内の熱だけでなく、そんな彼の熱視線にも負けず水風呂とのコンビネーションを3セットキメた俺に拍手!
で、風呂上がりにスポーツドリンク飲んだら、その後の飲み屋で飲んだホッピーの感動が割と普通になってしまいました。