罪悪感
家族でお台場まで買い物に行った帰りのゆりかもめ車内。
5,6人の外国の方のグループと同じ車両になりました。
席が空いてなくて我が家はみんな立っていたんですが、子連れで荷物が多いウチの状況を見たそのグループの中のお一人が、僕に席を譲ってくれたんです。
その人は、ケント・ギルバートをもっとシュッとさせて優しい雰囲気マシマシにした感じの紳士でした。
結局彼らとは同じ駅で一緒に降りたんですが、ギルバートは降りる時も佐藤一家に優しさの塊みたいな笑顔を投げかけてくれました。
こういった日常でのささやかな交流って、心があったかくなるものです。
ほんと、去りゆくギルバートの背中に向かって叫びたくなりましたね。
(あなたのような人が大統領になればいいのにーっ!!)
さて、ホームから降りて改札に向かうとそこにはさきほどの外国の方のグループが。
なにやら、何人かが自動改札を通れなくて困っているようです。
(おっ!これは、ギルバートにさっきの恩返しをするチャンス!)
そう思った僕は、
「どうしたのですか?お困りのようでしたら、今僕が駅員さんを呼んで来ますのでちょっと待っててくださいね。」
という助け船を
出すこともせず、
一団に気づかぬフリして隣レーンの自動改札をマッハで駆け抜けたのでした。
ごめんねギルバート!! だって早く帰りたかったから!