待たせたな
今までずっと診療してきた患者さんにふとした瞬間タメ口で話されると、親密度が増した感じがして結構ほんわかした気分になります。昨日もそんなことがありました。
ま、相手が初対面だったり年下だったりしたらまた別で、これはもう羊の置き物で横っ面を引っぱたいちゃうレベルの話になりますが、それもこれも含めての新年、明けましておめでとうございます!と15日に言ってみる遅れてやってきた男、俺。
今日外出したときの話です。
娘が買いもしないドリンク自販機のボタンをチコチコと押してしまったんですね。
あれ、これってどうやってリセットするんだっけ、待ってれば自然に消えたっけかなあ、と考えていたところ、颯爽と横から現れたのは仕事できる風の若いビジネスマン。
そしたらその彼、いきなりICカード『ピッ!』って!
間髪入れず、娘が選んでた緑茶『ガコーン!』って!
彼と俺『あっ。』って!
俺「すいません、いますぐ代わr.. 」
彼「いいっすよこれで。」
そう言い残してほかほかのボトルを握りしめた彼は去って行ったのでした。
ほんとに見た目だけの判断ですよ?
彼、、、コンポタが飲みたかったんじゃないかなあと思うんです。緑茶の雰囲気ではなかったぞと。
なんかね、最後に残ったコーンの粒をヒューヒュー言いながら吸引する姿が目に浮かんだんですよ。
そんな去りゆく彼の背中に向かって佐藤親子は叫んだのでした。
「せめて、せめてお名前を!」
ちらりと振り返った彼は一言。
「セザーール!」
ハーイ今日の話、どこからが嘘でしょう。