ひとツマミ、ふた握り、そして・・・めぐり逢い
晩ご飯はたいてい家で食べますが、毎晩作るのも妻が大変だろうなということで、たまに一人で外に食べに行きます。
今日も「今夜はご飯いらないから、のんびりしてね♡」と妻に温かい言葉を投げかけて優しさをしっかりアピールしたところで、ソッコー近所のお寿司屋さんに予約の電話をしたのでした。
そして仕事後。
最初のビールのために昼間から水分を控えて準備万端のドライマウス野郎、いざお店へ。
お客は僕以外にカップル一組のみの計三名。全員カウンターで横並びです。
カップルのお二人は関西の方々らしく、お店のご主人を交えてとてもにぎやかなおしゃべりを展開していました。
一方僕は、痰がからむほどの無言を貫き、出されるお刺身や焼き物、握りを黙々と平らげていきます。
ちなみに飲食店でのこういう状況、個人的にまーーったく気にならないのですが、やはりお店の人は気を遣うみたいで「そういえば先生も〜〜で・・でしたっけ?」とか「・・・ですよ、ねえ先生?」など、ちょこちょこと会話のボールを投げてきてくれるんですよね。
でもね、全部パスボールしちゃうの、僕。テヘッ♡
そうこうしているうちに横のお二人もお酒が進み、話し声が大きくなってきました。
会話の内容もはっきり聞き取れるし、本当にぼんやりとですが、僕も輪に加わっているムードが出始めてしまいました。一言も喋ってないのに。。
で、どこどこの焼鳥屋が美味いとかいう話をされていた時だったでしょうか、ふと女性の方に話しかけられ「あの〜、お近づきのしるしに、よかったら一緒にご覧になります?」と、その焼鳥屋のマスターらしき見知らぬオッサンの顔写真をスマホで見せられる、という敗北を喫したのであります。。。