ハンチョウ
俺は小学校高学年の時分、朝の登校班で班長を務めていた。
メンバーの列が乱れたら整頓させ、無駄話が目立つときは注意し、効率的な登校のために毎日気を配った。
しかし人見知りであるがゆえ、子供達の安全のために持ち回りで交差点や信号の所に立ってくださっている保護者の方々、いわゆる『旗持ちのお父さん・お母さん』への「おはようございます!」の声は班の中で一番小さかった。。。
そんな、生まれながらのハンチョウ気質である俺を悩ます季節がまたやってきた・・・。
季節の変わり目である5月上旬とか10月の今頃って、僕が暑いなと思って半ズボンを穿く日は気温が下がり、おや今日は涼しいなと思って長ズボンを穿くと気温が上がる(気がする)んです。
晴れ男・雨男ってよく言いますが、あれのズボン版ですかね。しかも意味逆、みたいな。
どういうわけでこうなっているのかは知りませんが、僕のズボンの長さにより起こりうる事柄を予想してみました。
<半ズボンで暮らした場合>
厳しい寒さが続く冬となり、低い気温のため道行く人々の顔色は白く唇は青く変わり、なんとなくみんな聖飢魔Ⅱの信者っぽくなってしまう。
<長ズボンで暮らした場合>
暖冬となり、ちょっと北海道にでも旅行しようもんなら、僕のズボンのせいで流氷が溶けちゃって海面の水位が上がってしまう。
う〜ん、ちょっと考えてみただけでもかなりの影響力ですね。
さあ、そんな僕の明日のズボンは、半・長、、、どっち?!